2016年に64歳で逝去したシンガーソングライター・女優のりりィを描いたドキュメンタリー。 「私は泣いています」などのヒット曲で知られ、「処刑遊戯」「リップヴァンウィンクルの花嫁」など女優としても活躍したりりィ。彼女が晩年に精力を注いでいた齋藤洋士との音楽ユニット「りりィ+洋士」のライブに感銘を受けた映画撮影監督・高間賢治が、2013年から独力でライブ公演の撮影を開始。22年に発売されたDVD「りりィに会いたい」にも収録されたそのライブ映像に加え、生前のりりィと交流のあった研ナオコ、豊川悦司、岩井俊二、りりィを発掘した音楽プロデューサーの寺本幸司、りりィの息子であるミュージシャン・JUONら関係者のインタビュー映像を交えながら、彼女の音楽性・人物像とその魅力に迫る。 さらに、愛するパートナーの死に絶望しながらも喪失感を乗り越えようと苦闘する齊藤洋士の姿も映し出す。